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田口 勝彦 選手

2010年アジアパシフィックラリー選手権 チャンピオン
チームMRF 田口 勝彦 選手

田口 勝彦 選手

まずはじめに、2010年アジア・パシフィックラリー選手権でシリーズチャンピオンを獲得できたことをご報告したいと思います。応援していただいたファンの方、スポンサー様、本当に1年間ありがとうございました。

第1戦・第2戦で幸先よく連勝したのは良かったのですが、第3戦でエンジンバルブが破損して何とかゴール。続くオーストラリアでは原因不明のハンドリング異常に悩まされて選手権2位を走るチームメイトのGill選手と3ポイント差となってしまいました。続くインドネシアがキャンセルになったことで、3ポイント差で最終戦を迎えました。

中国では新しく試したセッティングが今年1番の出来でしたが、SS2のコンクリート路でコースアウト、リタイアとなってしまいました。これでチャンピオンは諦めましたが、信じられないことにチームメイトとシリーズ3位を走るRifat選手もリタイアしたことで、ホテルで今年のチャンピオンになったことを知らされました。

この3ポイントの差は、間違いなくニュージーランドでのチームの頑張りと、フォルテックオイルのおかげだと思います。バルブが壊れて3気筒になり、さらにターボがブローして2SSを走ってオイルレベルゲージにオイルが付かないくらい減っていました。その後、50km走りサービスに入りヘッドを交換してもメタル類の焼きつきで走行は無理かもしれないという中、チームは1%の確率に勝負をかけて失格になる2分前でヘッド交換を終えました。

次の日出走したが、驚くことにエンジンはラリースタート時と同じくらい好調に戻っていました。これは通常の性能だけではなく、フォルテックオイルが油膜切れにも強いということが証明された出来事だったと思います。ニュージーランドではMRFチームのメカニックの奇跡、そしてフォルテックオイルの奇跡があったのです。特に、ラリーはチーム戦だということを思い知らされた1年でした。

また、チャンピオンを目指して頑張りたいと思います。応援ありがとうございました。

2018全日本ダートトライアル選手権
SC2クラス シリーズチャンピオン

◆ 2018シーズン感想

現在、フォルテックエンジンオイルは10W-60のレーシングハイパーと5W-45を使い分けています。夏場のダートトライアルは非常に過酷で、コーナーはドリフトして曲がるのでエンジンも冷え辛く、またテストなどでは連続走行してそのまま車を停車させなければならず非常に過酷な競技です。実際にアンチラグもかなり利かせているのでエキマニも時々割れ、マフラーの一番出口側に取り付けている触媒も熱のために溶けるほどです。
そんな中でも、フォルテックオイルを使用しているとエンジンへのダメージが極めて低く、最初のエンジンも5年間使用して全く問題ありませんでした。フォルテックオイルは完全な競技用で世界の過酷な状況でテストを重ね生まれてきているので、当然と言えば当然です。
また、ミッションオイルも85W-140を使用しています。シーケンシャルミッションを使用していて毎年点検していますが、非常にきれいです。すでに600km以上競技スピードで走っていますが、1〜2速を多用し、エンジンパワーも450psオーバーな車なのにミッションの痛みが少ないです。2年経っても問題なかったので、後2〜3年はオーバーホールしなくて良さそうなので助かっています。
まずは、競技で使って何も起きないことが一番だと思います。オイルでエンジン、ミッション、デフ等々のライフが伸びるので本当に助かります。また来年も、フォルテックオイルを使って全日本チャンピオンを獲りたいと思います。

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